初めてのハーフマラソンを走ってきました。結果は2時間1分35秒での完走、ネットタイムでは1時間58分17秒だったので、ハーフマラソン初参加で見事2時間切りを達成です。

じゅうぶんな準備ができなかった状況での2時間切りは、我ながら出来すぎだと感じています。これまでは、長距離を走ると脚のどこかしらに痛みが出るときが多かったのが、今回は最後まで痛み無しに走り切れたのは、運がよかったとしか言いようがありませんし。

それでも、今回のハーフマラソンに関しては、無理せず2時間を切ることが出来たというのが実感であり、もうペースを上げて走っても大丈夫だったようにも思います。もちろん、脚に痛みが出ないというのが大前提ではありますが。

そんなわけで、初めてのハーフマラソン体験について備忘録的に書いてみることにします。

ハーフマラソンに向けての準備や練習

結論から言うと、まともな準備は出来ずほぼぶっつけ本番のような状況でした。私がランニングを始めてから、ハーフマラソンに参加するまでの経緯を簡単に記すと次のとおり。

  • 外を走るようになったのは2018年4月頃から(それまでは、気が向いたときにトレッドミルで走る程度)。その後は熱心に外を走り、2018年10月と12月には練習としての20キロ走を経験。
  • 2019年も前半はそれなりに走っていたものの、7月15日を最後に暑さのため外を走ることがなくなり、それからは軽くトレッドミルで走る程度に。
  • 2019年8月中旬から2週間程度は、大腸憩室炎が再発気味だったため、全く運動が出来ず。
  • 大腸憩室炎が癒えたと思ったら、しばらく運動していなかったのに、何故だか足底筋膜炎を発症。走ることが出来ないので、9月からの約1ヶ月間は、ジムのエアロバイクで脚力及び心肺機能の維持に努めるのがせいぜい。
  • 足底筋膜炎の痛みが和らいできたため、大会1週間前に10キロ走を敢行してみることに。約3ヶ月ぶりの外ランを何とか走りきることが出来たので、参加を決意。

上記の10キロ走をする前日までは、マラソン大会に出るのはほぼ諦めていました。それでも、とりあえずは久しぶりに外を走ってみてから最終決断をすることにしたのです。そんなわけで、大会前3ヶ月間はほとんど走ることができなかった状況での初ハーフマラソンとなりました。

ハーフマラソン当日

前日は9時前にベッドに入りました。お酒は少しだけ飲んだものの、二日酔いは絶対に避けようと控えめに。そして、当日は5時頃には起床し、万全の状態で会場に向かいました。

スタートは10時。走り始めるといつになく体が軽い。大勢の人の中で走るのはいつもと全く違った感覚で楽しいしテンションが上がります。ついつい調子に乗って、どんどん前を走る人を抜きながら疾走してしまいました。

最初のうちはペース配分など考えることなく走り続け、10キロ通過時点で1時間を切っていました。スタートからしばらくの混雑を考慮すると、今までに経験したことのないハイペースであり、さすがにこんなに早く走って大丈夫かと少し心配になります。

脚はまだまだ大丈夫に感じるものの、痛みはいつも突然やってくるもの。そこで、少しペースを落として力を温存しつつ、最後まで脚がもつことを願いながら走りました。

15キロを過ぎる頃からは1キロが長く感じられるようになり。さらには、太ももに強い疲労感を覚えるようになってきたものの、どこかに強い痛みが出るようなことはなかったのが幸い。

このままゴールまで行けることを願いつつ走っていると、18キロを超えた辺りで、沿道の応援の方から「このまま行けば2時間切れますよ!」というような声が。本当かよー?と思いつつも、再び気合いが入りました。

まだ多少の余裕はある感じだったので、どこかでラストスパートをかけようと思っていたものの、なかなか勇気が湧かず、結局は20キロを通過した地点から全力疾走を開始。

我ながら結構なダッシュだったと思います。ペースが落ち気味の方々をごぼう抜きし、そのままゴールイン。

結果的には、もう少し早くからペースアップしても大丈夫だった気もするものの、それだと途中で脚が壊れていた可能性もありますし、たぶん奇跡的にベストな選択だったのだと思います。

実際、レースが終わった後は、しゃがんでの屈伸運動すら出来ない状態でした。帰り道も、少しでも気を抜くと足がつりそうで、ペンギンのようなよちよち歩き。駅は階段を避けて、すべてエレベーターを利用して帰宅した次第です。

その後、数日経ってもひどい筋肉痛は抜けぬままですが、膝や足首に痛みがないのは嬉しい。

思いつくままの雑記になってしまいましたが、結論としては参加してよかったです。そして、最初のハーフマラソンで2時間を切れたのは、私の人生の中でもとっても大きな成功体験になりそうです。

今は、痛みがなくなったらすぐにでもハーフマラソンを走ってみたいくらいの気分なのであります。

(2019/11/06 追記)
10月27日の大会後はひどい筋肉痛が続きました。3日くらい経つと、何とか手すりを使わず階段を降りられるくらいに回復したものの、いつになったら走れる状態になるかわからないような有りさま。

このまま回復しないのでは?と思うくらいのひどさでしたが、マラソン大会から9日後の11月5日にようやくトレッドミルで走ることができました。キロ7分のスローペースだったものの、何とか5キロを走れて一安心。

それから、1つ大切なことを書き忘れていましたが、ここのところ走れなかったせいもあってか、大会前の体重は生涯最高レベルの70キロに迫っていました。今年は筋トレに力を入れているので、体重が多少増えるのは仕方ないにしても、今の体重はいくら何でも重過ぎ。

ベストから5キロは重いとすると、もう少し体重を落とせばもっと速く走れるのではないかと。それでも、この体重でハーフマラソン2時間を切れたのは、今後に期待が持てると前向きに捉えることにします。

手賀沼エコマラソン