HALEOのプロテイン、BLUE DRAGON ALPHA(ブルードラゴンアルファ)を購入しました。プロテインは主原料が何であるかによりホエイ、カゼイン、ソイに大別されますが、HALEOブルードラゴンアルファはカゼインプロテインです。
まず、ホエイプロテインとカゼインプロテインの主原料は牛乳、ソイプロテインはその名のとおり大豆が主原料です。
そして、ホエイは乳清(にゅうせい)ともいわれるもので、乳(牛乳)から乳脂肪分やカゼインなどを除いたもの。また、カゼインは一般に乳固形分と呼ばれる成分の一つであり、牛乳に含まれる乳タンパク質の約80%を占めています。
つまり、ソイプロテインとカゼインプロテインはどちらも牛乳から作られているものの、その成分が違うわけです。
ホエイとカゼインの違いについて、ブルードラゴンを販売している、バルクスポーツスポーツ公式ストアのサプリメントについての一般的な質問で次のように説明されています。
カゼインプロテインはアミノ酸放出のピークが約60分前後でベースラインに戻るホエイ・ソイプロテインと異なり、ゆっくりと消化されて約7時間もアミノ酸を放出し続けます。
そのため、ビッグカゼインは食間や就寝前の摂取に適しております。寝ている間にゆっくりとアミノ酸を放出し続けますので、就寝中の抗カタボリック(筋肉の分解を防ぐ)プロテインサプリメントとしてお使い頂けます。
ビッグホエイとアイソプロはアミノ酸を速く吸収したい時に使って下さい。朝、起床直後やトレーニング時などですが、フリーフォームアミノ酸の代わりに使えます。アミノ酸のレベルを絶えず保ちたい食間や就寝前にはビッグカゼインがおすすめです。
プロテイン摂取のゴールデンタイムはトレーニング30分以内といわれますが、このときにアミノ酸を早く吸収させるためにはホエイプロテインがベストであるわけです。
なお、大手メーカーより市販されているプロテインのほとんどがホエイプロテインで、ほかにはダイエットや女性向けなどと銘打ってソイプロテインも売られていますが、カゼインプロテインについてはホエイやソイと比べてあまり一般的ではありません。
そこで、カゼインプロテインが欲しいならば、HALEOブルードラゴン アルファや、バルクスポーツ ビッグカゼインなどを選ぶことになります。
なぜ、カゼインプロテインを選んだのか?
ブルードラゴンアルファはカゼインプロテインですから消化吸収に時間がかかります。ホエイプロテインは1時間程度で消化されてしまうのに対し、カゼインプロテインならば約7時間もアミノ酸を放出し続けてくれます。
そのため、カゼインプロテインは食間や就寝前の摂取に適しているとされますが、1日に何度もプロテインを摂るのでないならば、運動後も含めてホエイではなくカゼインプロテインのみでもよいのではないかと考えます。
激しいトレーニングをおこない、1日に何度もプロテインを摂取しているアスリートであればいざ知らず、40代後半からの肉体改造を目指すオヤジとしては、プロテインを摂り過ぎることが肥満に繋がるのも心配なもの。
私の場合、プロテインを摂取するのは運動をしない日は朝食のときの1回のみ、運動をする日はトレーニング直後にもう1回をプラスする程度です。
さらなる筋肥大を目指すならば、運動直後はホエイ、さらに就寝前にカゼインを摂るのがベストなのでしょう。しかし、実際にトレーニングをしてプロテインを摂ってみればお分かりいただけると思いますが、40代後半の肉体はそんなにすぐに筋肉が付くものじゃありません。
それよりも、過剰にエネルギーを摂ることで太ってしまうのが心配。ならば、プロテインはいつのタイミングでもカゼインにすることで、飲む回数を少なくしても血中アミノ酸濃度が高い時間を増やそうという作戦です。
ブルードラゴンアルファの特徴
HALEOのWebサイトによればブルードラゴンアルファ1食分(約30グラム)の成分は次のとおりです。
カゼインミセル | 20g |
ベタイン | 500mg |
ラクトスポアブレンド [プロバイオティクス乳酸菌(バチルス・コアグランス)6千万個 /プロテアーゼ・ラクターゼ酵素活性] |
100mg |
カゼインミセル20グラムに加えて、ベタイン500ミリグラム、ラクトスボアブレンド100ミリグラムが配合されているのがポイント。こういった身体のために有用であろう成分が加えられているのが、HALEOの製品の特徴です。単純にたんぱく質1グラムあたりの単価でプロテインを比較していては分からないところです。
HALEOのサイトではブルードラゴンアルファの主な特長が次のように書かれています。
ブルードラゴンアルファの主な特長
【主成分・カゼインミセル】
ブルードラゴンアルファの主原料であるミルクプロテイン(MPI)は、ゆっくりと吸収される高品質のカゼインミセルを豊富に含んでいます。他の低コスト製法では破壊されてしまうたんぱく質の天然構造(ミセル)と生理活性ペプチド類を失わない限外ろ過法(UF)で製造されています。ブルードラゴンアルファ1食分で約20gのたんぱく質が摂取できます。
【パフォーマンスサポート成分】
運動パフォーマンスをサポートするベタインを1食分につき500mg配合しています。
【消化系サポート成分】
プロテアーゼ及びラクターゼの活性を有する酵素含有穀物発酵エキスと、プロバイオティクス(安定性の高いプロバイオティクス、バチルス・コアグランス6千万個)の特殊ブレンドが1食分につき100mg配合しています。
40代後半からの肉体改造を目指す者としては、消化系サポート成分としてのラクトスポアブレンドが配合されているのが、ブルードラゴンアルファを選ぶ大きな理由となります。
それは、動物性タンパク質を摂りすぎると腸内環境の乱れが発生しやすくなるからです。ただでさえ年齢を重ねていくうちに腸内環境が悪化していくのは避けられません。それに加えて、プロテイン(動物性タンパク質)を摂っていくことで、さらなる腸内環境の悪化を招いてしまうわけです。
そのような動物性タンパク質の過剰摂取により腸内環境へ与える悪影響を、ブルードラゴンアルファに配合されたラクトスポアブレンドが少しでも緩和してくれるのを期待しています。
味や飲みやすさは?
私が飲んでいるのはブルードラゴンアルファのミルクチョコレートです。カゼインプロテインは原料由来の特性などだと思われますが、粒子が細かくて粉っぽいです。スプーンですくってシェイカーに入れるときも注意しないと粉が舞うような感じ。また、少し溶けづらさもあるのですが、ブルードラゴンアルファに関しては及第点の溶けやすさだと思います。すごく良く溶けるわけではないけど、じゅうぶんに許せるくらいな。
写真はブルードラゴンアルファを上から撮影したものです。粒子が細かいので計量用スプーンに粉がまとわりついており、また、粉がダマになって固まっています。サラサラしたホエイプロテインとは見た目からして違うのがお分かりいただけるかと思います。
飲んだときも少し粉っぽいというか、もそっとした感触があります。飲みやすく美味しいホエイプロテインに慣れている方だと少しガッカリするかもしれないです。しかし、カゼインとはこういうものだと理解したうえで飲むならば、ぜんぜん苦にはならないレベルです。味も決して悪くないです。
そんなわけで、しばらくプロテインはブルードラゴンアルファのみにしてみようと思っています。他には、運動中のBCAA(HALEO C3Xハイパー)摂取は今までどおり積極的におこなっていきます。さて、私の体はそれで変わっていくのでしょうか。
ただ、繰り返しなりますが、自己流で筋トレをおこなう程度の40代後半からの肉体改造では、目に見えて筋肉が付くまでにはなかなか至らないのが現実です。私も、ゴールドジムに行って新たな刺激を受けてみようとしたり、パーソナルトレーナーに見てもらおうかなどとも考えているところであり、そのうち絶大な成果をお目にかけたいものです。