999.9(フォーナインズ)で遠近両用レンズの眼鏡を作りました。人より早いうちから老眼を意識していましたが、この1年ほどで急速に老眼が進み。近視と老眼へ同時に対応すべく遠近両用レンズを試してみようと思ったわけです。

軽い近視と乱視のため、もともと普段から眼鏡をしているのですが、最近では細かい文字を見るときは眼鏡を外さないと見えないこともあり。そのため、手元の書類を見るときは眼鏡を外し、PCの画面を見るときは眼鏡をかける・・・、などという煩わしい状況になっていました。

また、見えづらいせいで目の疲れが酷いことが肩こりなどにも繋がっているでしょうし、無理して見ようと顔をしかめたりしていると顔のしわが増えたりするかもしれない。アンチエイジングの観点からも、遠近両用レンズの眼鏡がよい効果をもたらすのを期待しています。

まだまだモテたい肉体改造中の40代としては、遠近両用レンズの眼鏡だってお洒落じゃないのは嫌だ。そこで、これまで約8年間使ってきた眼鏡を購入したのと同じ、999.9(フォーナインズ)銀座本店へ出向いてみました。初めての遠近両用レンズですから、しっかりと視力測定をしてもらいたいですし、ならば本店が1番間違いないかと。

遠近両用レンズの眼鏡は格好悪い?

最初に遠近両用レンズで眼鏡を作りたい旨を伝えてからフレーム選びをしました。999.9の銀座本店は店員さんが多く、店内に入るとすぐに声をかけられるので、冷やかしだと居心地があまりよくないかも。私の場合、買う気で店に入ったので問題ないですが。

遠近両用レンズは上と下とで見え方が違うので、上下幅が広いフレームの方が望ましいことは間違いない。しかしながら、仕事中だけでなく普段からかける眼鏡なのだから、オジさんみたいなデカい眼鏡は絶対に避けたい。

そんなわけで、フレームの選択肢が限られるかと思いきや、極端に上下幅が狭いものでなければ、遠近両用レンズで問題ないとのことでした。実際に選んだのも、それまで使っていた眼鏡とほぼ同等のデザインのものです。

999.9の遠近両用レンズの眼鏡

ただ、8年間の時間が経過したことにより、当時より大き目のフレームがトレンドになっていました。手前のが今回購入した新しい眼鏡ですが、奥にあるこれまで使っていたのと比べて少し大きいです。

これは、遠近両用レンズを使うために大きなのを選んだわけではなく、そもそも8年前と同じサイズのフレームは売っていなかったのです。フレームが大きければ、遠近両用レンズにより適しているわけですから、今のトレンドは遠近両用レンズのユーザーに好ましいということになります。

よって、遠近両用レンズの眼鏡であってもデザインをあきらめる必要はありません。

遠近両用レンズに境目はあるのか?

昔の遠近両用レンズには下の方に四角い枠が見えていました。この枠の中が近くを見るための老眼鏡であるわけです。眼鏡をかけているお年寄りは、だいたいそういうタイプの遠近両用レンズだったように思います。そんなレンズの眼鏡をかけていたら、オジさんどころじゃなくお爺さんになってしまう(汗)。

しかし、現在の遠近両用レンズには全く境目がありません。近視用の部分から老眼用に突然切り替わるわけではなく、徐々に度数などが変わっていくのです。したがって、外見からは遠近両用レンズであることは分かりませんから、まだ格好を付けたい40代後半の男でも全然問題ないわけです。

遠近両用レンズの見え方は?

さて、肝心の遠近両用レンズの見え方ですが、結論からいえば素晴らしく良いです。

もちろん向き不向きもあるでしょうが、実際の見え方は視力測定のときに確認できます。測定用の近視用のレンズに老眼用のレンズを重ねることで、実物の遠近両用レンズと同じような見え方が体験できます。しばらく、仮の眼鏡をかけて店内を歩いてみたり、新聞を読んでみたりできるわけです。

遠くはレンズの上の方、近くはレンズの下の方でないとボケてしまうので、最初は少し違和感がありました。たとえば、下りの階段で無意識に見下ろすと、レンズ下部からの視界となるのでボケます。下をしっかりと向いて、レンズ上方で階段を見る必要があるのです。

また、レンズの中央と左右とでも見え方が違うので横目では見えづらく、対象物に対して顔をしっかりと向ける必要があります。自動車を運転していてバックするときなど最初は少し違和感があるかもしれません。

などと書いていると、慣れるまで大変そうだし面倒そうだとか思われる方もいらっしゃるでしょうが、少なくとも私の場合にはすぐに慣れました。まだ数日しか経っていないので瞬間的にピントが合わないときはありますが、無意識に見えやすい位置で見るようになりますから、ストレスを感じることはありません。

混んでる電車の中でも眼鏡を外すことなしに、顔に近づけたスマホの画面が見えるのは快感です。そして、視線を上げれば遠くもしっかり見える。眼鏡というより高性能なスコープでも手に入れた感覚。もっと早く遠近両用レンズの眼鏡にして置けばよかったと思った次第です。