今回は書籍の紹介、「最速でおしゃれに見せる方法」というそのものズバリのタイトルです。

このブログのテーマである身体作りの話からは外れますが、格好良くなってモテるには身体を鍛えるのも大事だけれど、おしゃれに見えることの方がもっと重要なはず。そんなわけで、ふとしたっきっかけで知ったこの本を読んでみることにしました。

40代後半にもなって、「おしゃれ」について勉強することになるとは思ってもみませんでしたが、非常に衝撃的な話の数々でした。少しだけ本文から引用しますが、これだけでも十分に目から鱗が落ちましたし、読み進めていくとなるほどと思わせられます。

そもそも、人はセンスがいいからおしゃれに見えるわけではありません。同様に「理屈で説明できないおしゃれな着こなし」もありません。おしゃれな人は「おしゃれに見せるルール」に則って服を着てるからおしゃれに見えるのであって、言葉で説明できない「おしゃれのセンス」なんてこの世に存在しないのです。センスとやらはルールを理解すれば誰でも身につけることができる後天的なものです。

そのルールとは、表紙にも書かれているように次のとおり。
・ドレスとカジュアルのバランスを考える
・服はボトムスから揃える
・形は「I」「A」「Y」で整える
・色はモノトーン+一色に抑える

詳しくは本を読んでいただくとして、ドレスとカジュアルのバランスを考えるというのは、服のスタイルををすべて揃えてしまうのは駄目だということです。たとえば、カジュアルなアイテムである、スウェットパーカー、デニム、スニーカーを合わせてしまうのは100%カジュアルスタイルなので、部屋着やコンビニ用になってしまい、「街着」としては成り立たないと。

もちろん、100%カジュアルスタイルでもおしゃれに見せることは可能だけれども、おしゃれのハードルがグッと上がる。初心者がわざわざ難易度の高いおしゃれに挑むよりは、ドレスとカジュアルのバランスを考えることで簡単におしゃれができるということです。

個々で我が身を振り返ってみると。ジーンズ、スニーカー、Tシャツが定番で、さらに派手な色のTシャツを着ちゃったりしている、40代後半の自分が恥ずかしくなりました。そりゃ、おしゃれじゃないわな。

服の質にこだわる

もう一つなるほどと思ったのが、男性がファッションにこだわる際に、よく陥るのが「質を重視する」ことですということ。これも激しく共感します。SHIPSとかBEAMSとかのセレクトショップに行くと、素材だとかディテールに凝った服が沢山あります。でも、それを着たからといっておしゃれに見えるとは限らない。

むしろ、見た目はダサいけど、実は高いものを着ているという結果に陥る可能性が高い。少なくとも街で「あの人おしゃれだね」と言われるくらいのスタイルであれば、全身ユニクロや無印良品でもできると。

もうぐうの音も出ないくらい納得のお言葉の数々。もっと早く知りたかったけど、でも今からでも遅くない。この本、若者だけでなく、おしゃれに自信の無い40代にも絶対に役立ちます。