もう何年も前から糖質を控えめにするよう心がけてていましたが、最近読んだ「江部康二の糖質制限革命」により糖質制限食の正しさを再認識しました。少なくとも無理のない緩やかな糖質制限をおこなうことについては、否定的な考えを持つ必要は全く無さそうです。この本および著者である江部康二医師については東洋経済オンラインによる下記の記事でもお読みいただけます。

糖質制限ダイエットの恐ろしい「落とし穴」 創始者が警告「そのやり方、間違っています」(東洋経済オンライン)
テレビの健康番組で「糖質制限は危険?」などと言っている場合は、正しい糖質制限実践者ではなく、カロリー不足に陥った人を指していることがほとんどです。伝えるメディアの側も時として、糖質制限の正しい知識がないか、勘違いしている場合があると言わざるをえません。

糖質制限を実践しているとはいっても、私の場合かなりゆるめな制限です。夜は主食無しが基本なものの、朝昼はご飯を控えめに食べています。さらに、お酒を飲まない夜はご飯を食べてもいいことにしているので、日によってはかなりの糖質を摂っていることになります。

ただ、朝昼に食べているのは白米ではなく、「玄米」や「大麦入りご飯」にしています。どちらもパックご飯が販売されているので、レンジさえあればいつでも手軽に食べられます。

東洋ライスの金芽ロウカット玄米ごはん

玄米に含まれる糖質は白米よりも僅かに少ない程度なので、玄米だからといって糖質制限になるわけではありません。けれども、玄米のGI値は白米よりもだいぶ低いので、食後血糖値の上昇が抑えられることが期待できます。

また、玄米を食べること自体がカロリー消費に繋がり、その結果としてダイエット効果が得られるとの調査結果もあるようです。

玄米食べてカロリー消費!1日分で約30分の運動に匹敵(DIAMOND online)
推奨される量の全粒穀物を食べた群では、余分なカロリーの摂取が抑制された一方、食事誘発性熱産生を含む安静時のエネルギー代謝が促進されたことが判明。つまり、消化時の熱産生で対照群より1日あたり「100キロカロリー」も多くエネルギーを消費していたのである。

玄米は食べづらいというイメージを持っていたのですが、パックご飯として売られているものは自宅で炊くよりふっくらしていて美味しいです。とくに東洋ライス株式会社から発売されている「金芽ロウカット玄米ごはん」は白米に近い感覚で食べられます。

ロウカット玄米については、東洋ライス株式会社による金芽ロウカット玄米のページで次のように解説されています。

金芽米の手法を応用した新技術によって、玄米表面にある硬くて防水性の高い「ロウ層」を均等に除去し、(1)玄米の栄養そのままに、(2)白米のように手軽に炊けて、(3)食べやすく、(4)消化性が良い玄米ができました。

ご飯そのものを味わいたいという方にとっては不満かもしれませんが、私にとってはロウカット玄米ならばご飯として十分に満足できます。

サトウのごはん 麦ごはん

白米の代わりとして、ロウカット玄米を食べ続けるのもとくに苦では無いのですが、最近になって「大麦入りご飯」が良いという記事を目にしました。1日1食、大麦入りの食事をどこかで取り入れることで、腸内環境がよくなり、メタボも改善されていくという好循環がもたらされるというのです。

1日1食“大麦入りご飯”で、腸内環境改善、メタボ対策(日経 Gooday)
理想は朝と晩の2食だが、難しければ1食でも効果はある。まずは、1日1食、大麦入りの食事をどこかで取り入れてみよう。それを続ければ、腸内環境がよくなり、メタボも改善されていくという好循環がもたらされる。

そこで、さっそく「サトウのごはん 麦ごはん を購入してみました。国内産うるち米に大麦を30%配合しているとのことですがご飯として普通においしいです。

麦ご飯は、ロウカット玄米よりもご飯として食べやすく、白米の代わりにいつもこれでも大丈夫なくらいです。この麦ご飯を食べるだけで腸内環境改善やメタボ対策につながるのだとしたら、無理なくずっと続けていけそうです。

パックご飯を食べ続けることについての考察

「金芽ロウカット玄米ごはん」も、「サトウのごはん 麦ごはん」も、どちらも添加物は使用されていません。パックに入ったご飯をレンジ加熱するという点について、長期間食べ続けた場合の健康に与える影響が気にならないではないですが、食品添加物がいっぱい入ったコンビニのお握りよりはよっぽどマシだろうと考えています。

食品添加物の過剰摂取により腸内細菌が激減してしまうなんて話もあるようですから、食べものや飲み物はちゃんと考えて選ばないと、どこに落とし穴が潜んでいるか分かりません。ビフィズス菌、食物繊維などをせっせと摂っても、食品添加物たっぷりのコンビニ食などを頻繁に食べていたら腸内環境が悪化するばかりかも。

ところで、米を買ってきて自宅で炊くよりもパックご飯が割高なのは間違いありませんが、食べ盛りの子供じゃないんだし、そもそも糖質制限をしようとしているわけですから、コストのことを気にする必要はありません。少なくとも私自身の家計においては。

そんなわけで、普段の朝昼ご飯については、玄米と大麦入りご飯を併用していこうと思っています。朝食はさて置き、昼食時にパックご飯を食べられる環境にある方は多くないかもしれませんが、だからといって外食でどんぶりご飯など気軽に食べていると大変なことになります。

どんぶりご飯を約250グラムだとすると糖質は約90グラムです。毎日の昼食時にどんぶりご飯を食べていたら、朝夕は主食一切無しで、おかずも徹底的に糖質が低いものを選択していかなければ糖質制限など不可能です。

なんて書いていると、糖質制限なんて言葉を知らず朝昼晩と普通に主食を食べていた頃が懐かしいです。しかし、時代は変わっていくものであり、メタボと無縁な身体を維持し続けるには、糖質に対する意識を完全に変えていくしか無さそうです。