先日の記事(50代での初マラソンでサブ4達成)で書いたとおり、初めてフルマラソンを走った東京マラソン2021で4時間切りを達成することができました。

初めてのフルマラソンを走るのにあたって、シューズ選びには散々悩みました。ネットで検索すると、サブ4を目指す人にお勧めのシューズとして様々なものが挙げられています。

その中で私が選んだ HOKA ONEONE CLIFTON8(ホカ オネオネ クリフトン8) は、サブ4向けとして勧めている人もいるものの、そもそものターゲットとしては、フルマラソン完走からサブ5向けくらいのシューズです。

初のフルマラソンでサブ4を狙っていた私としては、当初CLIFTONよりもう少し早めのランナー向けのシューズを考えていました。

ホカであれば、マッハ4、カーボンX2あたり。ナイキならば、ズームフライ3、エアズーム テンポ ネクスト%とか。

それなのにクリフトン8を選んだのは、サブ4以前の問題として「フルマラソンで最後まで脚がもつか心配だったから」に尽きます。

私の場合、1キロ5分30秒くらいのスピードで、20,30キロあたりまで走り続けるのは何とかいけるだろうと考えていました。サブ4ペースのスピードで走ること自体は問題ないわけです。

実際、東京マラソン2021を走っているときも、1キロ5分30秒くらいで走る予定だったのが、いつの間にか1キロ5分前後になっていたり。これでは最後までもたないと思い、意識的にペースを落とすようにしていました。

それでは何が心配かといえば、脚が痛くて走れなくなること。

初マラソン前に1度だけチャレンジした30キロ走でも、最後の方はハムストリングあたりが攣りそうなのに加え、どこが痛いか分からないくらい脚全体が駄目になりました(そのときの記事は「サブ4達成のための30キロ走で失敗」)。

その経験も踏まえ、脚を最後まで残せることを重視して、普段から履いているクリフトンを選んだわけです。

脚さえ大丈夫ならば、最後までそれなりにペースで走れるだろうと。

結果、35キロ過ぎまで1キロ5分30分ペースをキープできたので、クリフトン8を選んで大正解だったといえます。

最後の5キロくらいはさすがに非常に辛かったものの、給水時を除いては、最後まで歩くことなしにゴールすることが出来ました。

ゴールまで数キロの地点になり、必死で脚をストレッチしている人、歩いている人も多く見かけましたし、さらには倒れている人もいました。

私より早くそこまで到達している人々ですから、そもそもサブ4を上回るペースで走っていたのが、最後数キロで脱落しているわけです。

そのような中で完走できたのは、水分や栄養補給がうまくいったこと、何より運が良かったことなどもあるでしょうが、シューズ選びの成功も大きな要因であることは間違いありません。

フルマラソンを完走できるかが心配な、脚がちゃんと出来ていないレベルのランナーなら、迷ったら実力よりも初心者向けのシューズを選ぶべきだと実感です。

ただ、私の場合、サブ4ランナーにしては体重が重すぎ(身長170センチで体重68キロくらい)なので、脚への負担が大きいというのもあるでしょう。

また、現実にサブ4を達成できた今となっては、もう少し楽にスピードが出るシューズを選んでいたら、もっと速く走れたかもとも思います。

そのあたりのことは何ともいえませんが、私個人としては、次のマラソンまでにはもう少し体重を落とすとともに脚を鍛えたいと思っています。

そうすれば、ホカのカーボンX3、マッハ4あたりで更なるタイム向上を狙えるかな。