トレッドミル

体脂肪を落として痩せたいなら、「筋トレをした後に有酸素運動をした方がいい」というのは常識になってきています。

体脂肪を落とすことのみが目的なら上記のとおりであるとしても、最大限に筋肉をつけたいならば有酸素運動そのものを避けるべきだという考えもあるでしょう。有酸素運動はせず筋トレのみに励むのが、筋肉をつけるためにはベストだというわけです。

そうはいっても、コンテストに出るのが目標などという場合は別として、全く有酸素運動をしないのは健康面で不安があります。

とくに、私の場合はジムのスタジオレッスンなどを中心にして積極的に有酸素運動をしてきたからこそ、これだけお酒を飲んでいても一応は健康を維持できてきたと考えているので。

それが、筋トレのみで有酸素運動をしないとなると、自分の体にどんな変化が生じてしまうのか心配です。

それこそ健康だけを考えるならば、自重トレと有酸素運動くらいで十分なのでしょうし、どう考えても筋トレのみというのは問題がありそう。

そんなわけで、筋肉をつけるにはマイナスかと思いつつ、有酸素運動も結構してしまっているのですけれども、最近になりとても興味深い情報を目にしました。

筋肉をつけながら脂肪を落としたいときは、「筋トレをした後、3時間以上空けて有酸素運動をするのがいい」というのです。

最新!トレーニングの科学(洋泉社MOOK)という本に書かれており、詳しくはそちらをお読みいただくとして、筋肉博士として有名な東京大学大学院の石井直方教授が監修しているので信頼できそうです。

ごく簡単に言えば、筋トレ後すぐに有酸素運動をすると、たんぱく質の合成促進のスイッチを阻害してしまうが、3時間が経ってからならば大丈夫だというのです。

筋トレ後すぐに有酸素運動をするのを避けるべきなのですから、筋トレの日と有酸素運動の日を分ければ問題ないわけですが、同じ日にやるとしても3時間を空ければいいと。

もちろん、筋トレ後に3時間を空けてから有酸素運動をしても、全く筋肉が減らないというわけではありません。けれども、筋肥大を出来るだけ妨げることなしに有酸素運動をするための、現時点での最適解を得たというところでしょうか。

これで一気に心が晴れた気分です。疑問と不安を感じながら有酸素運動をやらずに済みます。

いつでも筋トレから3時間空けて有酸素運動をするのは無理ですが、できるだけ時間を空けるようにするか、または、筋トレと有酸素運動は別の日にするよう心がけてみようと思います。

そんなわけで、今日はこれからトレッドミルで走るためだけにゴールドジムへ行ってまいります。