ハードにトレーニングをするならアミノ酸、中でもBCAAの補給は必須です。
BCAAとは(グリコ健康科学研究所)
BCAAは、Branched Chain Amino Acidsの頭文字で、分子構造から分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれ、具体的には必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンのことをいいます。
私が主に摂っているのは、HALEOのCORE3XTREME(C3X)ハイパーです。1㎏で定価16,416円(税込)なので、価格だけで見ればもっと割安なものもありますが、HALEOのC3Xには価格に見合った価値が十分にあると考えています。
1.BCAA1グラム当たりの価格
2.ロイシンの比率を強化
3.バイオペリンを配合
4.C3Xの効果は?
5.C3Xの摂取方法は?
1.BCAA1グラム当たりの価格
HALEOのC3Xは1食分6,000mgあたりのBCAA量が5,000㎎です(ロイシン3,350mg、バリン825mg、イソロイシン825mg)。1kgあたりのBCAA量は約833g(1,000g÷6g×5g)なので、BCAAの1gあたりだと約19.7円です。
比較としてバルクスポーツのBCAAも計算してみます。こちらは1㎏で定価12,857円(税込)なので、HALEO C3Xの16,416円(税込)よりはだいぶお安くなります。
バルクスポーツのBCAA(レモンフレーバー)は1食分5,700mgあたりのBCAA量が5,000mgです(ロイシン2,5000mg、バリン1,250mg、イソロイシン1,250mg)。1kgあたりのBCAA量は約877g(1,000g÷5.7g×5g)なので、BCAAの1gあたりだと約14.7円となります。
BCAAの1gあたりで比べてもHALEOのC3Xより、バルクスポーツのBCAAの方がだいぶ安いわけです。ただし、国内の他のメーカーのものだと、C3Xよりもはるかに高いものも多いです。
たとえば、DNSのBCAAは200gで4,536円もします。DNSのBCAAは1食5,500mgあたりのBCAA量が4,950mg(L-ロイシン2,475mg、L-バリン1,237.5mg、L-イソロイシン1237.5mg) なので、同様に計算するとBCAAの1gあたりで約25.2円です。
つまり、HALEOのC3Xは、多くの国内メーカーのBCAAよりはだいぶ低価格なものの、価格だけで比較すればバルクスポーツのBCAAなどもっと安価なものも存在するわけです。それなのに、あえてHALEOのC3Xを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。
2.ロイシンの比率を強化
C3Xの1食分6,000mgには、ロイシン3,350mg、バリン825mg、イソロイシン825mgが含まれています。ロイシン、バリン、イソロイシンの比率はおよそ4:1:1です。一般的なBCAAではこの比率が2:1:1なので、C3Xではロイシンの比率が高くなっているわけです。
ロイシンは筋肉作りに最も重要なアミノ酸といわれており、ロイシンの摂取がタンパク質合成を強力に刺激するとのこと。ロイシンの重要性を立証する研究結果も多く出されているようです。
進化したBCAAサプリメント「C3X」 ~高容量アミノ酸「ロイシン」がさらに効率的な筋肉の成長を促す~
HALEOのC3Xハイパーはアミノ酸BCAA(ロイシン:バリン:イソロイシン)のうち、筋肉生成のスピードアップを促進させるロイシンを4:1:1の割合で強化配合した、スポーツサプリメント市場では他に類を見ないBCAAサプリメントです。
3.バイオペリンを配合
C3Xにはバイオペリンが配合されています。バルクスポーツのWebサイトではバイオペリンについて次のように説明されています。
アスリートは回復とカラダづくりのために普通以上に栄養素を取り込む必要があります。このように大きな需要を満たすためには食事の量を増やす他サプリメントの形で濃縮した栄養素を余分に摂らなくてはなりません。けれども栄養素の摂取を増やすと消化されない食べ物はムダとなるほか、消化吸収に必要な酵素や共同因子の需要も増大します。それよりも賢明なアプローチは食事の量を増やすより栄養素の吸収率を高めることでしょう。バイオペリンは様々なビタミン、ミネラル、アミノ酸などと相性が良くサプリメントや食事からの栄養摂取をサポートします。
大量のBCAAを摂っても、それが身体に吸収されなければ意味がありません。バイオペリンを一緒に摂ることで、アミノ酸の吸収率が高まることが期待できるわけです。
HALEOのサプリメントはこのような一見して目立たないところにも効果を上げるための工夫がされています。たんに、アミノ酸量だけを他のBCAAパウダーと比較して判断するのではなく、どうして高価であるかについても目を向けてみるべきでしょう。
4.C3Xの効果は?
現在は、最初に買ったC3X(1㎏)が無くなり、新しいのを購入したばかりです。C3Xを使い始める前も、他のBCAAやアミノ酸を摂取していましたが、C3Xに替えての効果はどうかと言われると正直なところよく分かりません。
しかし、アミノ酸だけでなく、どんなサプリメントを摂ったとしても、体感できるほどの劇的な効果は得られないのが通常でしょう。それでも、体脂肪を可能な限り増やさずに筋肥大を目指したい40代後半としては、少しでも効果が得られる可能性が高いものを摂りたい。
そういう意味では、多少割高だったとしても普通のBCAAよりも高い効果が期待できるC3Xは、40代後半からの肉体改造に打って付けだといえるでしょう。最近は、C3Xに加えてHMBも摂っているので相乗効果を期待したいところです(HMBについては、前回の記事「HMBの筋力アップ効果は?」をご覧ください)。
5.C3Xの摂取方法は?
C3Xは飲み物に溶かさず、口の中にパウダーを放り込んで、水などで流し込むことでも摂取できます。そのままだと香料や甘味料のどぎつい感じが少し気になりますが、フレーバーなしのBCAAパウダーをそのまま口に入れるよりは飲みやすいと思います。
また、長時間の運動をする際には、運動中に飲むドリンクに溶かして摂取しています。私はジムの自販機で売っている、アミノバリュー4000にC3Xを加えていることが多いです。
アミノバリューのペットボトルにそのままC3Xを入れるのは難しいので、スクイズボトルに移し替えてからC3Xを加えます。1食分(6,000mg)でもいいし、その倍くらい入れちゃっても問題なく溶けますし、運動中ならば味が濃すぎて飲みづらいということもないと思います。
アミノバリュー4000に、C3Xを1食分溶かせばアミノ酸量は9,000㎎、2食分だと14,000㎎にもなります。これを1時間のエクササイズ中に飲み干すのが目安です。これだけBCAAを大量に取っていれば、太りたくない40代後半のおっさんアスリートとしては、運動後のプロテインはなくてもいいんじゃないかと感じています。
なお、アミノバリューなどのスポーツドリンクではなく水にC3Xを溶かしてもよいのですが、私の場合、大量の発汗をともなうエクササイズがメインのため、C3Xだけではナトリウム(塩分)が摂れないのでスポーツドリンクに溶かしているのです。よって、それほど汗をかかない筋トレなどのときには、C3X単体で摂取しています。
C3Xが他のBCAAパウダーよりも高価だといっても1回分(6,000㎎)で100円弱です。いろんなアミノ酸やサプリメントに手を出すならば、C3Xを惜しげもなくどんどん摂る方が費用対効果が高いかもしれないですね。