2022年11月19日におこなわれた荒川ハーフマラソンでサブ100を達成することができました。サブ100とはハーフマラソンを100分(1時間40分)未満で走ることをいいます。
ただ、今回のサブ100は狙って達成したわけではなく、走る前には1時間45分を切れれば上出来だと考えていたのが、想定外に速く走れてしまったというのが実際のところです。
そんなわけで、サブ100との表現が使われているのを知ったのも走った後のことです。ハーフで1時間40分を切れたので、この記録がどんなもんかと思って検索してみたところ、ちょっとした目標となる記録であることを知ったというわけです。
よって、どうやればハーフマラソンでサブ100を達成できるかなどの話はできませんが、50歳を過ぎてからでも記録を伸ばすことができている、1つの体験記としてお読みいただけたらと思います。
荒川ハーフマラソンでサブ100を達成
1.現在の実力などについて
2.今回のハーフマラソンでの目標など
3.レース体験記
4.今回の収穫と今後の目標など
5.ハーフサブ100を達成したランニングシューズ
6.ダイエットでスピードアップ
1.現在の実力などについて
これまでにマラソン大会を走ったのは、2019年11月の手賀沼エコマラソン、2022年3月の東京マラソンの2回のみなので、ハーフの記録は手賀沼エコマラソンでの1時間58分17秒(ネットタイム)が自己ベストとなります。
この数年は新型コロナウィルスの影響により、多くのマラソン大会が中止となっており、私自身も積極的に大会に出る意欲が湧かずにいました。それが、2023年3月に開催される東京マラソン2023に当選したことで、そろそろ気合いを入れていこうと思い、手始めに荒川ハーフマラソンを走ることにしたのです。
大会はずっと出ていないとしても、2019年11月に手賀沼エコマラソンを走った後にも、週に4回前後で月間200キロを目標に走り続けていました。その結果、2022年3月に初めて走ったフルマラソンでサブ4を達成するなど着実に進化はしていたはずです。
2.今回のハーフマラソンでの目標など
今回の目標としては1時間45分を切れれば上出来だろうと思っていました。荒川ハーフマラソンでは、10秒刻みでペーサーを置くとのことだったので、1キロ5分のペーサーに付いていければ良いかと。
ただし、現時点の実力では1キロ5分で最後まで走りきるのは無理だと思っていたので、とりあえず10キロあたりまでは頑張ってみて、それ以降は潰れてしまっても仕方ないというくらいのプランでした。
3月の東京マラソン2023まではだいぶ時間がありますし、少しくらい無茶しても良いから今の実力を確認してみたいなと。それが予想に反し、1時間39分41秒(ネットタイム)と自己ベストを20分近くも更新する記録を達成することができたのです。
最も大きな原因はペーサーがいたことに尽きます。1人ではあんなスピードで走る続けるのは絶対に無理。必死でキロ4分50秒の集団に付いていったことで、実力以上の力が出ました。
言い換えれば、ペーサーがいない限り、今の実力でもう一度サブ100を達成するのは絶対に無理であるはず。現時点では自分の中にあんなスピードは存在しないので。
よって、ハーフでのサブ100が今の自分の実力だとはいえないものの、平均1キロ4分45秒で20キロを走り続けるというスピードを体感できたのが素晴らしい経験でした。
3.レース体験記
実際のレースを振り返ってみます。
当日は素晴らしい天候に恵まれ、10時のスタート時点でも気温は15度程度と、走るのには少し暑いくらいでした。
スタートのときは自分の好きな位置を選んで整列します。私は1キロ5分のペーサーに付いていくことにしていたので、全体からすると前の方でありスムーズに走り出すことができました。
気温が高く、事前のウォーミングアップもしていたせいか、走り出しは快調。キロ5分のペーサーの後に付いてスタートしたものの、久しぶりのレースの興奮もあってかキロ5分では遅すぎると感じてしまい。
そこで、そのうちキロ5分の集団に吸収されるだろうと思いつつ、まずは自分の気持ち良いと感じるペースで走ることにしました。いきなりのオーバーペースは絶対やっちゃ駄目なやつだと分かっていたものの、今回は潰れても良いかとの判断です。
その後は少し先の方にいる4分50秒の集団を見ながら走り続けていました。そのまま10キロ以上の距離を走っているうちに、いっそあの集団の中に入った方が楽に走れるのではないかと考えたのです。
しかしながら、同じくらいの距離(数十メートル?)を離れて走る状況がずっと続いていたので、そこに追いつくには一時的にかなりペースを上げるしかない。駄目になったら仕方ないかと覚悟を決め、12キロあたりから一気にペースを上げたことでなんとか追いつくことができました。
そこで少し力を使ってしまったものの、5,6人の集団の背中を追う形になったことでだいぶ気持ちが楽になりました。辛いのは確かなのだけれども、一心に走り続けたことで20キロ過ぎまで4分50秒を切るペースで走り続けることができ。
このあたりになると集団もかなりばらけてきて、ペーサーと私とで併走するような時間もしばらくありました。走りながらも声をかけていただき、そのおかげで限界を超えつつある中でも頑張り抜くことができました。
最後の1キロくらいは失速気味になり、ペーサーに付いてゴールすることはできなかったものの、ずっと同じ集団だったハーフマラソン2位の女性から約20秒遅れでなんとかフィニッシュ。
なお、その集団にいた女性が2位だったのは、表彰式を見て初めて知ったのですが、さすがの安定した走りでした。
4.今回の収穫と今後の目標など
今回の最大の収穫は、現時点でもキロ4分45秒のペースで20キロ走り続けられる力があるのが分かったことです。
ペーサーを含めた集団で走ったことで、精神的な限界を超えることができたからこその記録ではありますが、そこまでの肉体的な実力はすでに備わっていると。
走り終えてからどこかに痛みが出ることもなく、2日後にはランニングを再開できていることからも、キロ5分で走ろうとのプランは結果として無謀な挑戦ではなかったようです。
ハーフでサブ100を達成できる力があれば、フルでサブ3.5を達成することも夢ではなさそうです。さすがに、来年3月の東京マラソンでは無理でしょうが、いつかはサブ3.5を達成したいとの目標が生まれました。
5.ハーフサブ100を達成したランニングシューズ
今回のハーフマラソンはホカオネオネのクリフトン8で走りました。なお、手賀沼エコマラソンはクリフトン7、東京マラソンはクリフトン8で走っているので、今のところマラソン大会はクリフトンの一択となっています。
次の東京マラソンでは早くてもキロ5分くらいで走るはずなので、もう一度、クリフトンでも良いかと思っていますが、ハーフマラソンならばもっとスピードが出やすいランニングシューズを試してみたい気もします。
クリフトン8でもキロ4分30秒くらいで走り続けられることは分かりましたが、このくらいのスピードを出すにはクリフトンでは軟らかすぎてロスが大きいはずなので。
ホカオネオネならリンコン3、マッハ5のどちらか。または、すでに持っているナイキのエア ズーム ペガサス39も選択肢の1つ。ペガサス39はクリフトン8よりも硬く感じるので、フルマラソンを走るのは少し心配だけれども、まずはハーフで試してみるという手もあるかと。
6.ダイエットでスピードアップ
さらに、東京マラソンのときまでには体重を3,4キロは落とす予定なので、そうなればクッション性ばかりを重視したシューズでなくても大丈夫かもしれない。現時点では、最後まで脚が壊れずに走りきれるシューズであることが一番大事なので。
ちなみに、東京マラソン2023の当選が分かった10月初め頃は、人生最高に迫ろうかというくらいの体重になっていました。このときは、ランよりも筋トレを重視しようと思っていたときなので、それでも問題なかったのです。
それが東京マラソン2023の当選が分かったことで、一気に意識をダイエットに向けることにしました。現時点でも3キロ弱はすでに落ちてきていますが、来年3月までにはトータルで7キロは落としたいと思っています。
体重が1キロ落ちるとフルマラソンのタイムが3分早くなるという話もあります。そうだとすれば、前回の東京マラソン2022のときとの比較でも5キロは軽いので、それだけで15分は早くなる計算。
そんな皮算用ばかりしていると、一気にサブ3.5も達成できそうな気がしてきますが、まあそんな甘い話は絶対にないでしょう。まずは、地道にランニングとダイエットに励みます。