今回は、東京マラソン2021で初のフルマラソンを走ったときよりも少し前のお話になりますが、2022年1月に1度だけ30キロ走を実行しました。
30キロという長距離を走ったのはこのときが初めてであり、それ以前には、20キロから25キロくらい迄の距離ならば10回くらいは走ったことがある程度でした。
そして、この1度きりの30キロ走を最後に、その後はロングランすることなしに3月6日の東京マラソン2021を迎えています。
本当であれば本番の1ヶ月くらい前にもロングランをするべきだったのでしょうが、お尻やハムストリングなどが慢性的に痛い状況が続いていたため回復を優先しました。最初からどこかが痛い状態でフルマラソンを完走できるとは思えなかったので。
また、そもそもの話として、東京マラソン2021が開催されても市民ランナーが参加できるのか不透明な状況が続いていましたし、かりに開催されても自分自身が参加するかどうかもかなり直前まで悩んでいたせいもあります。
30キロ走を実行した結果など
結果としては初マラソンでのサブ4達成に成功しているわけですが、その2ヶ月ほど前に30キロ走を実行した時点では、サブ4どころか完走を危ぶむくらいの不安な結果となってしまいました。
というのは、1キロ5分30秒のペースで30キロを走りきることを目標としていたのですが、そのペースを維持できたのは20キロを超えるあたりまででした。
20キロを超えるあたり至って快調なペースで走れており、これなら30キロも問題ないだろういと感じていました。ところが、何の前触れもなく突然に脚が動かなくなってしまったのです。
何とか1キロ6分くらいのペースは維持しようと努力したものの、25キロを超えたあたりからはさらにペースが落ちていき、最後の2キロくらいは1キロ7分前後までにペースダウンしていました。
感覚としてはもう歩いているのとあまり変わりがなく、そこから回復して12.195キロを走り続けることなど到底不可能な状況です。
最終的には30キロを2時間52分10秒で走りきり、1キロあたり5分44秒のペースとの結果になりましたが、それ以上の距離をまともに走るのは絶対に無理でした。つまり、この日がフルマラソンだったとすれば、最後の方は確実に歩いていたはずです。
30キロ走に失敗した原因
30キロ走に失敗した最大の原因は途中での栄養補給をしなかったせいだと思われます。
この日は最初から30キロを走ろうと決めていたわけではなく、走っている途中でこのまま30キロ走ってしまおうかと思い立ったのです。そのため、ペットボトル1本のドリンクしか持っていませんでした。
寒い時期だったため、水分補給はあまり問題なかったとしても、スポーツドリンク1本だけで全力の30キロは無茶でした。
20キロ過ぎで失速したのはそれが原因なのだろうとは思いつつも、それならば、栄養補給をすれば30キロ行けたのかを試す機会はなかったので、初のフルマラソンに向けてかなりの不安を感じるままとなってしまいました。
その経験も踏まえ、東京マラソン2021での初フルマラソンのときには、WINZONEのエナジージェル、アミノバイタル、スポーツようかんなどをポーチに入れていきました。
さらには、給水所ではスポーツドリンクをできるだけ毎回飲むようにし、さらには途中で配られていたカロリーメイトゼリーもしっかり食べながら走りました。
やり過ぎかと思うくらい栄養補給をしたことが結果的にサブ4での完走につながったのだと思います。なお、フルマラソン中の栄養補給などについてはあらためて書くつもりです。