ハードに身体を鍛えるなら、身体のメンテナンスもしっかりおこなうことが大切です。とくに40代後半ともなれば、故障を防ぐためにも細心の気遣いが必要。家で自分おこなうストレッチや筋膜リリースに効果抜群なのが、トリガーポイントのグリッド(GRID)フォームローラーです。写真は実際に私が自宅で使っているもの。

グリッドフォームローラー

写真では上に乗っている、手で持って使う方がグリッド STK フォームローラーです。ふくらはぎ、ハムストリングス、そしてお尻や腰回りなど下半身の筋膜リリースにピッタリ。しっかりと握れるグリップで力も入れやすいので、どんどん筋膜がリリースされます。

肩甲骨ほぐし

さらに、このグリッド STK フォームローラーは、両手で掴んで身体の後ろ側に回せるサイズなので肩甲骨も自分でグリグリとほぐせます。写真は実際に私が使っているところで、力を入れると痛いくらいに肩甲骨回りに食い込んできます。身体の後ろ側を自分でほぐせるものは他になかなか無いはずですし、下手なマッサージ機などよりよっぽど効果的だと感じます。

写真下のグリッドフォームローラーは、いわゆるストレッチポールと同じように使用できるものですが、手の平のような平らな形状、指のようなチューブ形状、指先のように突起した形状の3つのうち、どの形状の部分を当てるかによって刺激が変わってきます。

ゴツゴツとして見える形状の一つ一つがしっかり固くできているので、マッサージをされているように凝った部分へ刺激が加えられます。そのため、普通にストレッチポールを使うときのように、身体の下へ真っ直ぐにおいて寝転ぶだけでもとっても気持ちが良いです。肩甲骨が開き身体がほぐれていきます。

胸椎をほぐす
(写真はグリッドフォームローラーの公式サイトより)

さらに私にとって気持ちが良いのは、上の写真にある使い方。これは「胸椎をほぐして、動きやすさを高める」と紹介されているのですが、ほんとに身体がよく開きます。胸椎も開きますが、肩甲骨回りや背中もとってもほぐれて快感。また、身体を横向きにしてグリッドフォームローラーを使えば、広背筋や棘下筋などの筋膜リリース効果も抜群に感じます。

長年の凝りや痛みを解消するには

私は、背中(とくに肩甲骨のあたり)の凝りや痛みに長年に渡って悩まされています。カイロプラクティック、整体、整形外科、鍼などに通っても身体の痛みが完全に解消されることが無いため、先日はペインクリニックにまで行ってみたのですが、それでも望んだような効果は得られませんでした(そのときの体験談、ペインクリニックの神経ブロック注射が痛かった話はこちら)。

整形外科に通ったときは、頸椎の問題では無いかといわれてMRIによる検査をしました。しかし、その後のリハビリなどによっても一向に良くならず。ペインクリニックへ行く前、最後に通っていたのは鍼灸治療院ですが、そこの先生に指摘されたのは、頸椎ではなく棘下筋が問題ではないのかということ。

そのような指摘を受けたのは初めてですが、棘下筋が問題だという指摘は1番納得がいきました。そして、棘下筋を主に狙った鍼治療は一定の効果を上げていることが感じられましたが、3ヶ月ほど通っても一進一退を繰り返すばかりで完治には至らず。そこで最終手段だと思ってペインクリニックに行ってみたわけですが、結果は上記のとおり。

しばらくは、誰かが治してくれるのを期待するのは止めにして、自分でおこなえるストレッチや筋膜リリースをもっと真剣にやってみようと考えています。毎日ちゃんとグリッドフォームローラーを使えば、整体などに通うよりもずっと高い効果が得られるような気がしています。そのうち、良いご報告が出来るよう頑張ってみます。

そして、私のように深刻な痛みや凝りがあるわけで無くとも、グリッドフォームローラーは筋トレで疲れた身体をほぐすのにも最高に気持ち良いです。