前回の記事に引き続き、いかにして疲労回復を促進させるか試行錯誤のお話しです。疲労回復のためには良質の睡眠を取るのが重要であるのは当然ですが、私の場合、寝付きが悪いうえに途中で何度も目が覚めることも多く、良質な睡眠が取れているとは言い難い状況です。運動をして疲れていればよく眠れるかといえば、そんなこともありませんし。

アルコールは睡眠の質を下げるとよく言われていますが、飲まないとなかなか寝付けないこともあって、ほとんど毎日結構な量を飲んでから眠りについている次第です。さらに、トレーニング後のアルコール摂取は筋肥大の妨げにもなるようなので、何だかいろいろダメな感じです。

しかしながら、そもそもの話として全然お酒を飲まなかったとすれば酔った勢いで過剰にカロリーを摂取することも無く、そうであれば必死でダイエットしたりする必要も無さそうなので、それはもう別の人生のお話しだということになるでしょう。そんなわけで、お酒の量を減らすという課題はあるにせよ、現状ではお酒は飲みつつも少しでも睡眠の質を上げることを目指してみたい。

そこで、興味を持ったのがアミノ酸の「グリシン」です。グリシンを使用したサプリメントとしては味の素のグリナがありますが、グリナ(30本入り)は7,188円もするので、仮に効果があったとしても継続して飲むには少し高すぎかと。

そこで、グリシン単体で販売されているグリシンサプリに着目しました。グリナの原材料名はグリシン、クエン酸、香料のみです。つまり、味の素のグリナにはグリシン以外の特別な成分が配合されているわけではないのです。そして、グリナ1回分のグリシン含有量は3000㎎ですから、グリシンサプリを1回に3g飲めばグリナと全く同じ効果が得られることになります。

よって、味の素社のグリナの紹介ページを見れば、そこで紹介されているのと同じ効果がグリシンサプリでも期待できるわけです。また、グリナは医薬品ではありませんが、機能性表示食品として消費者庁に届出がされており、その届出表示は次の通りです。

本品には“グリシン”が含まれており、すみやかに深睡眠をもたらし、睡眠の質の向上(熟眠感の改善、睡眠のリズムの改善)や、起床時の爽快感のあるよい目覚め、日中の眠気の改善、疲労感の軽減、作業効率の向上に役立つ機能があります。

さて、肝心のグリシンサプリの効果ですが、1週間ほど続けてみた現時点ではたしかに睡眠の質が上がっているように感じます。具体的には、眠りが深くなり夜中に覚醒してしまうことが減りました。何度も目覚めない分、朝起きたときにもよく眠れたという気分になれます。

ただ、眠りが深くなる代わりなのか、朝起きてベッドから出た後も少し頭がボーッとしているような感じがあります。少し経てば普通に覚醒してきますし、そもそも単なるアミノ酸であるグリシンにそこまで明確な効果があるとも思えませんから、気のせいなのかもしれませんが。

そんなわけで、私個人としてはグリシンサプリには睡眠の質を良くする効果があると感じていますし、価格的にも毎日飲んでも全く問題ないですからこのまま続けてみようと思っています。味も甘みのあるパウダーでBCAAのような苦みもなく飲むのが苦になりません。

グリシンの効果についてはAmazonのグリナレビューも参考になります。ただ、グリナに関しては、価格が高いことについての批判により評価が低くなっているようです。

何だか味の素のグリナの営業妨害のような記事になってしまいましたが、今の時代はちょっと調べれば知りたい情報を得ることができるのですから、同じものが全く違う価格で売られているとしたら安い方を買うのが当然です。グリナのグリシンは他と違うのであれば話は別ですが。